本能寺の変より四年前。織田信長に叛旗を翻し有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起こる難事件に翻弄されていた。

瀬戸内の小島に、死体が次々と流れ着く。

奇想、天を焦がし、城を堕とす。 ときは戦国。

本能寺の変で織田信長が明智光秀に討たれてから十数日後。

『のぼうの城』から六年。

【第166回直木賞受賞作】 どんな攻めをも、はね返す石垣。 どんな守りをも、打ち破る鉄砲。

主家を乗っ取り、将軍を暗殺し、東大寺大仏殿を焼き払う。悪名高き武将・松永久秀は、織田信長に二度目の謀叛を起こしていた。

美術(アート)という名のタイムカプセルが、いま、開かれる――。

織田信長は、幼少時から孤独と、満たされぬ怒りを抱えていた。

散りぬべき時知りてこそ世の中の花も花なれ人も人なれ 細川ガラシャ玉子の辞世の句 本能寺の変のあと、明智光秀の娘・玉子は、嫁ぎ先の細川家で匿われキリスト教に帰依、洗礼名ガラシャを得た。

時は戦国―。斎藤道三に仕える明智光秀は、城を追われて流浪の時を過ごす。

天文年間、小土豪が群雄割拠する中国地方で没落した宇喜多家の嫡男・八郎は、その器量を見込まれ、豪商・阿部善定のもとで父母とともに居候していた。

織田信長、浅井長政らの屋敷に身分を偽って仕え、機をうかがう於蝶。

織田信長に見出されて娘婿となり、その薫陶を受けて成長した蒲生氏郷。

すべての人間が信長を恐れ,同様に信長を討つ機会をうかがっていた。

何十万もの人間を生きたまま串刺しにしたとされるワラキア公ヴラド。

最も魅力的な信長像―戦後無頼派作家の代表格にして物語の名手・坂口安吾が描く戦国の英雄・信長の若き日々。

「その日を死に番と心得るべし」との覚悟で幾多の合戦を生き抜いた藤堂高虎。

今川義元の嫡男 今川彦五郎氏真はなぜ名家を没落させたのか 蹴鞠と歌を何より好んだ戦国武将が天下人に見せた正しき矜持とは? 直木賞作家 今村翔吾の凄みあふれる驚愕の歴史短編集 桶狭間での父義元の急死を受け、 彦五郎氏真は駿河今川氏の当主となった。

応仁の乱以降、室町幕府は力を失い、群雄が割拠し、世は乱れた。

未曾有の叡山焼き討ち、全山を覆う紅蓮の炎。「仏敵信長、許すまじ!」男たちは徹底抗戦に立ち上がる。

古くから一向宗を信仰し「上なし」の自治を貫いてきた伊勢・長島は、急速に勢力を伸ばしてきた織田信長の脅威にさらされる-。

物のはずみで起きた決闘で相手を斬殺した片桐宗春は、逆うらみによる敵討ちに狙われていた。

戦国――激動の55年を、織田信長、上杉謙信、明智光秀、大谷吉継、小早川秀秋、豊臣秀頼ら六傑の視点から描く、かつてない連作歴史長編小説! 男達が戦う意味は何だったのか。

長野県の旧家を襲った怪異。主の久我沼羊太郎が犬のように月に向かって吠え、息子の嫁にまでのしかかるようになった。

天正十年六月二日、明智光秀は本能寺に信長を討つ。果して黒幕は存在したのか、したならばそれは誰なのか。

織田信長の二女、冬。その器量の良さ故に、父親に格別に遇され、周囲の女たちの嫉妬に翻弄される。

天下統一を目前にしながら、京都・本能寺で明智光秀の謀反に斃れた織田信長。それから30年有余。

史実の謎に挑戦する歴史ミステリー集第２弾！ 織田信長と本願寺との和平秘密交渉役が暗殺された！　事件の謎を解く鍵は、信長自らによって六点鐘と名付けられた南蛮式時計にあった――表題作を始めとする、織田信長が次々に謎を解く「信長探偵帳」を中心に、剣豪・宮本武蔵

またもや戦国時代にタイムスリップしてしまった香里、拓哉、亮平は、妖術使いの練習をしている男と出会うが、それは羽柴秀吉の軍師として有名な黒田官兵衛だった。

鉄砲をどう運用すべきか。毛利水軍に勝てる船とは。

織田信長軍団の若武者・長岡与一郎(のちの細川忠興)は、仲間の万見仙千代、荒木新八郎らとの勝負を経て、彼らの友情に支えられ、信長の養女にして重臣・明智光秀の娘・玉(のちのガラシャ夫人)を娶った。

戦国時代のゲームで遊んでいた拓哉と亮平は、訪ねてきた香里と一緒にまたもや時空を超えてしまった。

本能寺の変で織田信長が明智光秀に討たれたとき、徳川家康は大坂の堺にいた。

時間管理局に連れ去られた女子大生の麻美さんを助けるべく、香里ちゃん、拓哉、亮平がタイムスリップしたのは、源平時代。

戦国時代の清洲城にタイムスリップしてしまった拓哉・亮平・香里の3人。

天正六(1578)年に始まった天正伊賀の乱を、伊賀の若武者の視点で描く意欲作。

上洛した織田信長に呼び出された明智光秀は、とある任務を下される。

16歳のくノ一蛍は、松永弾正久秀と一進一退の攻防を繰り広げる織田信長の配下・筒井順慶の城に潜入する。

“蝮"の斎藤道三の娘で、織田信長の正室・帰蝶。

織田信長が天下布武を掲げた頃、陸奥の南部家では内紛が続いていた。

戦国時代、朝廷から金掘り御免の認可を得ていた三島家は石見銀山から莫大な収益をあげていたが、近隣勢力によって家を滅ぼされる。

織田信長―。これまでたくさんのエピソードが語られ、評価がされ、読まれてきた戦国武将。

永禄三年五月十九日(1560年6月12日)。「海道一の弓取り」こと今川義元が、天下に号令せんと東進を開始。

命懸けの、夢。

歴史ミステリーの俊英が放つ新シリーズ・織田信長推理帳。

堺商人たちが辿り着いた、 「本能寺の変」の驚くべき真相とは――。 永禄11年、織田信長が足利義昭を奉じて上洛する。

牛若丸&アンデルセン&ロビンらカルデアメンバーがマフィアに潜入!?燕青&ランスロットが護る金庫から聖杯を奪取せよ!(『暗黒犯罪天楼マンハッタン』)。

『かごめかごめかごのなかのとりは…』信長の秘宝をめぐり東西両軍に緊張が走る関ヶ原大戦前夜。

武田との同盟の証として信玄の嫡男・義信に嫁いだ今川義元の娘・日奈姫。

「戦百景」シリーズが深掘りするのは、天下の趨勢を一夜で変えた「本能寺の変」。

未体験の本格時代浪漫、ここに開幕! どうして争いは起こるのか? どうすれば争いがなくなるのか? 戦いは何も生まず、悲しさだけが残り、国はただ荒れ果てていく――。

奇々怪々な難事件を卓抜な推理力で解く織田信長、推理も兵法の理を基本とする宮本武蔵、書斎派の探偵芥川龍之介、歴史・宗教・美術に詳しい南条圭、自称美術品のトレジャー・ハンター永源寺峻、夢の中で死霊の声を聞く超能力の持ち主司門貘、快刀乱麻の名推理を開陳し歴史上の

織田信長暗殺の報を、毛利攻めの陣中で聞いた秀吉は、明智光秀を討つべく急遽反転。

天下に威名をはせた武将織田信長が、腹心明智光秀に焼き討ちにされた戦国時代最大の謀叛・本能寺の変―。

伊勢湾に突き出た知多半島西岸に位置し、焼き物で名高い常滑市。

1582年(天正10年)6月2日、本能寺の変で織田信長が横死すると、収まりかけていた天下の趨勢が大きく動き始める。

京に上らんとする織田信長を襲う“首狩人”の挑戦。

織田信長の人生は三国志のパクリだった――!? イケメン探偵が歴史と事件の謎を解く! 「日本史最大の英雄・織田信長の人生は三国志の英雄・曹操のパクリにすぎない」―― W大学教授・浅井光政が歴史雑誌「歴史ミステリーツアー」で発表した新説が 日本全国の信長ファン

明智光秀は織田信長の本能寺入りを憂えていた。そして、誰かに討たれるくらいなら我が手で、と挙兵を決意する。

本能寺の変後、信長はどこへ消えたか―。光秀謀反にちらつく秀吉の陰謀。

天下統一を目前にした織田信長にとって、最大にして最後の敵は一向宗の総本山石山本願寺であった。

巨匠・松本清張が描く、徳川家康伝の決定版! 天文11年、三河国岡崎。

大昔、日本は北と南でアジア大陸と地続きだったが、温暖化によって……。

「半どのに、会いとうて、ここへ来た…」はじめて女の体を教えてくれた於蝶と再会した半四郎。

不条理な世を渡る武器は、気骨と果断。利に生きるか、義に死すか。

最強武田軍vs信長・秀吉・家康連合軍!戦国の世の大転換点となった長篠の戦い。

信玄亡きあと屈指の大国を受け継いだ武田勝頼は、内憂外患を抱えていた。

平和を享受してきた伊賀国に暗雲が垂れ込める。隣国の伊勢を手中にした織田信長の侵攻が、いよいよ始まろうとしていた。

信長死す―。覇王のあとを継ぐのは誰か。